Lビザの申請条件 派遣先&申請者

派遣先の条件
  • 資本の国籍は問われません。
  • 日本にある企業と米国の派遣先のどちらかが、もう一方の株式の50%以上を保有しているなど、どちらか一方が他方の実質的な支配権を有しています。
  • 派遣先は企業である必要はなく、支社・支店でもかまいません。ただし州政府への届け出がなされ、かつ、実体がなければなりません。
申請者の条件
  • 国籍は問われません。
  • 直近3年間のうち、アメリカ以外の親会社、子会社または支店でのフルタイムでの勤務経験が1年以上必要です。
  • L-1Aビザを申請するManagerial Positionは、ある部署の責任を持つManager以上(役員・管理職)のポジションです。基本的に複数名の部下がいることが求められます。ただし例外的なケースとして、経営管理室、経営企画室など、会社全体の経営管理業務に携わる場合、Managerとしての肩書がなくてもManagerial Positionとして認められることがあります。
  • Managerial Positionに該当しなければL-1Bビザを申請することになり、アメリカ現地法人で担当する業務分野におけるspecialized knowledgeを有することが求められます。このspecialized knowledgeはその会社固有の知識でなければならず、またその深さも非常に深いものが求められます。営業系および人事、経理といったアドミ系の申請では、社内で数名しか知らないような知識を有することは少なく、L-1Bビザの申請基準を満たすことは容易ではありません。一方技術者の場合特殊性が比較的認められやすいため、大卒であれば5、6年、大学院卒でなおかつ大学院での研究内容と現在の業務に関連があれば、さらに短い在籍期間であっても可能性があります。