その他の注意点(入国審査)

入国審査

ビザなしで入国する場合、入国も目的を“for business”、“for pleasure”と答えれば、まず問題なく入国できます。ただし渡米回数が特に多かったり、何らかの記録がデータベースに記録されたりしている場合、または態度などに不審な点があった場合、入国審査官は申告した内容に疑いを持ち、詳しい説明を求められることがあります。

ビザがあれば無条件で入国できるわけではありません。ビザが偽造ではないか、ビザで認められた目的以外での入国ではないかが確認され、疑わしい場合はたとえ有効なビザを保有していても入国を拒否されることがあります。

通常の審査で疑いをもたれると、別室でさらに詳しい審査が行われます。(英語での説明が難しい場合は、通訳を依頼することもできます。)またこの時、米国在住の知人などに電話で確認を行うこともあります

入国拒否を受けた場合、有効なビザを保有していれば、一度入国し、移民法判事に判断を仰ぐこともできます。一方ビザなし渡航の場合は、入国審査官の判断に従い、日本に帰国しなければなりません。

入国審査における英語での説明による誤解を避けるため、ビザなしであれば滞在中のスケジュールと滞在先、訪問先のリストなどを、ビザがある場合はビザ申請で提出したサポートレターのコピーなどを携行して入国審査に臨むことを勧めます。また、事前に入国審査でのQ&Aを考えておいたほうがいいかもしれません。例えば“work”と“business”には大きな違いがある。「今回は仕事で...」というつもりで“work”を使えば、就労とみなされる可能性が高くなります。

入国審査で入国目的を判断するのは入国審査官です。その判断基準は概念的なものであるため、入国審査官によって判断が異なることがあります。

入国審査時に決定される滞在期限が、本来取得できる期限か確認が必要です。入国審査官による記入ミスも発生します。ミスがあった場合はその場で修正を依頼します。

後日ミスに気がついた場合は、空港の近くの国境警備局で訂正の手続きを取ります。この際、郵送による訂正の依頼は受けつけられていません。受付場所は、以下のサイトで確認できます。(http://www.hooyou.com/news/I-94.pdf)